読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おとうと

おとうとといっても、私のおとうとではない。
馴染みのお花屋さんの弟のことだ。
かつて仕事でお付き合いのあったお花屋で、親父、兄、弟の3人とアルバイトの女性でやっている。

今日は親が金婚式というのでお花を贈ることにした。そんな時にはこのお花屋がピッタリであろうと寄ってみた。朝早いこともありお店番はおとうとがいた。

親父と兄が私を好きなのは知っている、だからべらべらとよくしゃべるのだが、そうすると、このおとうと君は黙っている、話し嫌いかと思うほど。

でも今日は違った、親父も兄貴もいないお店では良く自分のことを話した。大好きなクラシックカーのこと、アメリカ、ビーチボーイズのこと、なんかを。キラキラとした眼でたくさんしゃべった。
私が若い頃は多分5歳か6歳くらい違うこともあって子供だと思っていた、けれど、今はもうチョットおじさんなのであんまり気にならない、素敵だなと素直に思う。

時というのは不思議なものだ。
ベースは変わらず、好きなことの深さが加えられるということ。
私もそうかな、変わらないね、と言われてなんだか嬉しいと思う。
ずっと会わなくても失われない友情。

おとうとに会ってそんなことをしみじみと感じた。

広告を非表示にする