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街を歩く

街を歩けば店に当たる。

何気なく可愛らしいアクセサリー屋さんに立ち止まる。

私はアクセサリーをつけるのはさほど好きではないけれど、見るのは大好きである。髪も短いしキラキラしたものを身につけるのがそんなに好きじゃないのだ。でも、よく見るなあ。好きじゃない割に。
小さい世界が好きなの?わからない、けど。一億円のダイヤモンドも嫌いじゃないんだ、自分のものではないと思ってしまうけれど。

さて、立ち止まったお店、作家さんの2週間だけのお店だという。そこで働く女の子は私の学校の後輩のようだ。もう30年!も前の話だけれど。
夢を忘れないでがんばってね、と励まして店を出る。
そして好きなお店を覗く。そこは特に構われないので夢を少しみながらゆっくりと歩く。素敵な香りのバウムを手に塗り込んでみる。いいお土産。そして違うお店に引き込まれる。可愛いアクセサリーが呼び込んだ。しばし眺めてくるりと回った。すると素敵な写真たちが迎えてくれた。風景が切り取られたもの。太陽や波の写真たち。ハワイや鎌倉、という。

何枚もの写真を見せてくれた。
本当に素敵だ。
お店の女の子と、写真を前に佇み賞賛し、キリがないからと後にする。

ただの写真たち、しかしそれらは私たちの心にそっと沈み込み打ち寄せる波のようにきらめく。

渋谷は雑踏なので好きではないことも多いけれど、きらめく宝石のようなお店があり、お店番の女の子たちは仕事を愛している、と思う。

街の散歩だって嫌いじゃないんだ。

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